1.里帰り地蔵尊の由来
粟生第二住宅のある粟生地域は、明治初期から酒米用の田んぼがあり、花作りやみかん、粟生のびわなどが有名な農業の盛んな地域でした。その中に三反まちというほどの大きな田んぼのそばに、お地蔵さんが数体(六地蔵)ありました。
五穀豊作と家内安全と子孫繁栄を祈るお地蔵さんは昔から地域の子どもたちの守り地蔵として育まれてきました。
昭和40年代にはいり宅地開発が進む中、この地も住宅公団に売却され宅地造成が始まりました。
ある時、おじいさんが埋もれて泣いているお地蔵さんの夢を見ました。
そこで可愛そうに思い元の場所に行って見ると、造成工事の真最中でプルドーザーの機械の横で危機一髪の処を一体だけ助けあげることができました。
そして勝尾寺にお願いして境内に安置していただきました。
その後、新しく開発された公団の第二住宅のお守り地蔵として、鎮守の森に地蔵通りと名づけ粟生北公園の通りに祠(ほこら)が建てられ、勝尾寺から帰ってきて、祀られています。
2.地蔵盆
地蔵盆は毎年8月24日に地蔵通りで行われます。
2015年地蔵盆の様子
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●地蔵尊
●地蔵盆